2021/01/31

day 103

 


かわいいのだが、私のベッドの上でいびきをかきながら寝る。


日本では食べなかったが、アメリカでよく食べるようになったもの

1) セロリ

 こちらのセロリはおいしい。セロリ特有の匂いが薄いせいかもしれない。

 生でも全く問題なく食べられる。同じようにラディッシュもこちらのものはおいしい。

2) レンズ豆

 安く売られていることと、水で戻す必要がないので、簡単に茹でて冷凍しておく。

 オムレツに入れたり、スープの具材にしたりとかなり重宝する。

3) フムス

 日本ではあまり売られていないが、こちらではどこのスーパーでも見かける。

 ひよこ豆のペースト。野菜にディップしたり何かと使える。


日本でも食べていたけどこちらにきてよく食べるようになったもの

1) りんご

 こちらのりんごは小ぶりで種類も豊富だ。美味しさは日本のりんごと変わらないと思うが

 歯応えがシャキシャキしているものが多い気がする。小ぶりだからだろうか。

 ランチにりんご+ベーグルの組み合わせがとても多い。

2) にんじん

 アメリカのにんじんは細い。そして甘い。生で食べても全く問題なくおいしい。

 煮ると甘くなるような日本のにんじんとは品種が違うのかもしれない。

3) ドーナツピーチ

 桃が好きだったが、アメリカには日本のような桃はないと思っていたら、ドーナツピーチ

 というちょっと見た目はイマイチなのだが非常においしい桃があることが判明した。

 しかもこの桃が味は日本の桃と同じで、食感がシャキシャキしていてとても美味しい。

 (柔らかすぎる桃は少し苦手)スーパーにあることは少ないけど、見つけたらすぐに

 買ってしまう。


逆にナスやきゅうりはこちらでも売っているのだが、全く買わないし、食べない(今は旬ではないからかもしれない)あと、トマトもこちらのものはあまり美味しくない(旬じゃないから?)


日本にいた時もそうだけど、アメリカでも地元のもので、旬のものはおいしい。


2021/01/30

day 102

 新しいFellowが着任。嬉しいことだ。

しかしボストンは恐ろしく寒い! マイナス14度...

2021/01/29

day 101

 


雪が降った。 そして気温は下がり最高気温が氷点下7度。

日本から持ってきた手袋が役に立たない... 


2021/01/28

day 100

 めでたく渡米してから100日がすぎた。

コロナにかかることもなく、大きなトラブルもなくここまでこれて感謝である。


とはいっても、

SSNはまだ取得できていない。

研究の雲行きはちょっと怪しい

と全てがうまくいっているわけではない。マウスの実験に加えて、Cell lineの方も始まり、時間を調整して大型動物の麻酔をかけたりもした。

(大型動物の実験の方が、より人間に近く、麻酔も含めて親しみやすいと思ってしまうのは、きっと臨床医だからだろう。マウスの方が難しい。

ただ自分の実験系はなかなか思うようには進まないが、気だけ焦っても何の良いこともないので地道に頑張るしかない。

2021/01/27

day 99

 


毎日氷点下だというのに、あまり雪が降らないせいか、まだ緑の芝生が見える。


アメリカに来て、色々な人が書いているが、日本のようには物事が進まなかったり、話が通じなかったり、差別があったりということを経験する。

特にストレスに強い方ではないけれども、かと言って弱いわけでもないので、

もう嫌だとか、アメリカに来たことを後悔したことはない。


が、気づかないうちに小さなストレスが溜まっているのかもしれない。渡米した当初の緊張感がなくなって、疲れを感じ安くなったのかもしれない。

といっても日本で仕事をしていた時も結構ストレスフルだったからなぁ。


ふむ。ストレスの種類が変わっただけだ。


2021/01/26

day 98


研究の発想は自由だ。まあそれが実現できるかどうかは別として。

できそうにもないことをどうやったらできるようになるかを考えるのは楽しい。

2021/01/25

day 97

 


自分の責任ではないネコはかわいい。子供と一緒かもしれない。

今日はスーパーへの買い出し、その後電気屋でヒーターを買ったが、結局返品してと、なんだかんだで2万歩も歩いた。疲れた。


U-netについて使えるか、調べてみよう。

https://lmb.informatik.uni-freiburg.de/people/ronneber/u-net/



2021/01/24

day 96

 


いろいろな理由からアメリカで初めての引っ越しをした。

初めてネコと一緒に暮らすことになる。


今まで住んでいたところよりも値段が安いし、生活に関係するストレスもかなり軽減された。

本当によかった。これから研究頑張ろう。

2021/01/23

day 95

 

https://www.nytimes.com/2021/01/22/opinion/kamala-harris-girls.html

NYTのオピニオン(社説)がほぼトランプとコロナのことでうめつくされていたのだけど、

久しぶりに面白いOpinion。

女性の体の変化について、いつ、誰が知るべきか。


初めて大型動物の実験に参加した。

いや大変だけど、これでうまく行ったら臨床に乗せられると考えるとすごいな。

治療につながる夢が膨らむ。

2021/01/22

day 94

 


アメリカの好きなところの1つが、なんでも惜しみなく入れてくれるところ。

紅茶もなみなみ。チーズも溢れるほどどばっとかけてあったり。

それによる弊害もあるかもしれないが、太っ腹なことはいいことだ。


2021/01/20

day 92

 


The end of Trump presidency

https://www.nytimes.com/2021/01/19/opinion/trump-presidency.html


最初の一文から痛々しい単語が並ぶ。4年間の困惑と欺瞞、断裂。

4年前にこんな結果を迎えることを誰が予測していただろうか。

終わりまで見苦しく、痛々しい。


2021/01/19

day 91

 


今日はアメリカの祝日。

しかし結構ラボには人がいた。

この季節の日の出は7時ごろ。その頃の空が一番きれいだ。

気温はマイナスだが、-10までいかないということは暖冬らしい。

2021/01/18

day 90

連続研究もあと4日。最後が辛いのだけど、頑張ろう。


日本にいたときから読みたかった本が猛烈に読みたくなり、

生命とは何か

出版社 : 東京大学出版会; 第2版 (2009/2/1)

発売日 : 2009/2/1

言語: : 日本語

単行本 : 442ページ

ISBN-10 : 4130623109


Amazon Japanで調べたらアメリカまでの配送料は1800円くらいのようだ。

生命科学の論文はこのタンパクが、この遺伝子が、特定のシグナルや病態の鍵となるという論文で溢れているが、そもそもそういった論理的思考に生命を当てはめることの限界を感じてしまう。古道は自然の川の流れに沿って曲がりくねり、雨風に対してしなやかにその道を作る。それに対して中国古来、人間が人工的に作った街は碁盤の目であり一切の自然の影響を排除する。今行われている生物学の解析方法はこの碁盤の目のような格子に生命を当てはめているようなものではないだろうか。それではどこか肝であるのかを捉えることはとても難しいように感じる。

生命科学の実験系で行われている、「Aという物質がBに対して影響を与える」ことを証明するには、Aの阻害剤を使い、Aのタンパク発現量を測定し、AのmRNAを測定し、Aのノックアウトマウスを作り、それぞれにおいてAのある・なしでBへの影響を測定している。イラストで書かれたシグナル伝達は全てその経路を1つ1つの実験で証明して行った結晶である。

ただ、それだけなのだろうか?

別にありもしない世界を見たいわけではないのだが、昔読んだ脳科学者の甘利先生が、

人間の脳は設計図を持って作られているわけではないので、余分な回路が多々存在する。私はそれを純粋な洗練された回路として示したい

と言われていた。面白いなと思う反面、科学者としての思考と生命という有機体を扱うのにそれで良いのか、摩擦を感じた。

進化の過程でできた余分な回路、残渣、それは生命の可塑性を作るもとでもある。今の生命科学の実験系ではそれを証明する手立てはないし、そもそも誰もそんなことに興味は持っていないのかもしれない。


物理学者のこの方は生命をどう捉えているんだろうか。


2021/01/17

day 89 Compassion

ラボの人と話していたときに、

「うちのボスは(研究には興味があっても)人に興味がないからね」といっていた。


どこかでその言葉聞いたことあるな...

そう、私の主人が言っていた。「君は人に興味ないよね」と。


ボスと私は似ていないと思うが、

どういう行動から「人に興味がない」と判断されるのか、とても気になる。

Compassionが足りない?

2021/01/16

day 88

ワクチン2日目 接種部位が痛いのと、なんとなく全身の筋肉痛があるが、治ってきた。

インフルエンザワクチンと同じくらいの反応かもしれない。


連続勤務も終盤になってきたけど、やっぱりこのあたり(10日目)が疲れる。

頭も働かないことだし早く寝よう。


バイデン氏が就任して、アメリカはインフレが進みそうだ。

海外から来ている身としては、インフレは辛い。


2021/01/14

day 86

 


コロナウイルスのワクチンをうった。

インフルエンザワクチンより痛くない。特に副作用もなし。

1ヶ月後に2回目を打つ。


この病院で働いていたから打てたのだけど、ワクチンをとても打ちたかったかというと複雑な心境だ。

2021/01/12

day 84



実験がうまくいかないと、心がおれそうになるが、

基礎の実験のいいところは失敗したからといって患者さんが死ぬわけではないところだ。

失敗した原因を前向きに考えれば良い。


これが臨床だとなかなか立ち直るのに時間がかかる

いや完全には立ち直ることはなく、いろいろな傷を抱えながら臨床を続けていた。

誰しもそうなのだ。


気を取り直して頑張ろう。

2021/01/10

day 82

アメリカに住んで、日本にいた時に誤解していたなと思うことの1つが、

ヨーロッパとアメリカを「欧米」として1つにくくっていたことだ。


欧州とアメリカは全く異なる。文化的にも、そして政治や人々の感覚、生活のシステムが。

欧州から来ている研究者にアメリカについて聞くととても面白い。

賃貸の支払い方法からリサイクル、環境に関する概念まで。

ヨーロッパの国々の中である程度違いはあっても、EUとして一致している。

しかしアメリカは全く異なるのだ。


そんな中、欧州諸国が以下にアメリカとの関係を見直していくかという記事を読んだ。

政治的に不安定なアメリカという国とどう付き合っていくかをこの4年間で学んだ欧州は、今後アメリカとの関係、距離をおき独自の強いEUを目指すだろうと。と言ってもポストメルケルがどうなるのかはまだ誰にもわからない。

日本にはそのような選択肢があるだろうか。アメリカから距離をとるということはイコール中国やロシアの脅威に自ら立ち向かわなければならないということだ。 


なんて考えながら、実験のために今日も病院にいる。


2021/01/08

day 80

 



日本にいる親友から手紙が届いた。元気そうでよかった。


3日連続でHarvestしていると、さすがにホルムアルデヒドが目に染みる。

でもここから22日まで休みがない。

毎日80%くらいで続けられるように頑張ろう。

2021/01/07

day 79

 


at Harvard law school


アメリカ全土のニュースを見ると本当にいろんなことが起きているようだが、

私は家と研究室の往復でいたって平凡な毎日だ。朝いろんなことを考えていたら、化粧をするのを忘れて病院についてしまった。日本だったらありえないな。

来週ワクチンを打つことになる。


2021/01/04

day 76

 


ネコヤナギ、Pussy willowというみたいだ。

実験って本当になかなかうまく行かないものだなと実感する。

だからこそ、仮説通りにいった時に嬉しくなるのだろう。


待ち時間にNEJMとBBC のPodcastをひたすら聴いていた。

まとめて聞くと勉強になるし、全く上達していないと思っていたが、リスニングが上達

したかも?


2021/01/03

day 75


ネットで半日遅れて箱根駅伝をまったり見ている。

オリンピックもそうだけど、選手にとっては開催されるかどうか、

本当に気が気でなかっただろう。走れてよかった。見れてよかった。


2021/01/02

day 74 Happy New Year!

 


明けましておめでとうございます。


健康に、そしてシャープに、一年を過ごしていこう。

Happiness is the new rich. Inner peace is the new success. 

Health is the new wealth. Kindness is the new cool.

2021/01/01

day 73 New Year eve

 

ラボは結構人がいた。日本人もみんないた。


もう2021年を迎えているだろう日本にいる夫に、「明けましておめでとう〜愛してるよ〜」

とメールを送ったら、「テンション高いね。。。」と返ってきた。

まあそんな人だ。


2021年はどんな年になるだろうか。2020年がコロナの序章であり、終章であって欲しいが、

このまま続く可能性も残っている。

世界の感染者数は1億人に達するだろう。

全てにおいて、今まで通りということがどんどんと難しくなっていくのかもしれない。

しかし、

気候変動、感染症、不安定な未来はこれまでの人類の歴史で繰り返されてきたことで、

それをどう切り抜けるか、考えていくのは課題でもあるとともに、エキサイティングでもある。