2019/01/04
Type of anesthesia was not associated with cancer recurrence.
In the latest Anesthesiology, the topic about IV anesthesia and cancer recurrence risk.
Total Intravenous Anesthesia versus Inhalation Anesthesia for Breast Cancer Surgery: A Retrospective Cohort Study
Anesthesiology 2019;1: Vol.130, 31-40
http://anesthesiology.pubs.asahq.org/article.aspx?articleid=2712483
韓国から。
もともと吸入麻酔薬に免疫抑制の副作用があり、その結果癌の再発がTIVAよりも多くなるのではないかという報告があったのだが、sampleサイズが小さく、結論としてはどうなんだというところで、nを7678と膨大にして行った後ろ向き研究。
2005年から2013年までに片側の乳がんに罹患し手術を受けた患者を対象に、
TIVAもしくは吸入麻酔で2郡にわけ、再発までの期間、生存率を比較した。
TIVA群3085人、吸入薬群 2246人
propensity matchingでマッチングを行い、各群1766人が対象となった。
結果、再発率、生存率にはさを認めなかった。
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methodのところの
The sample size was based on the available data from all patients who had breast cancer surgery at our institution from January 2005 to December 2013. No statistical power calculation was performed before the study.
が潔くって面白い。え、そんな言い切ってしまっていいの〜!と思った。
オピオイドの使用と癌の再発についてもdiscussionで述べられていたが、
最も再発、生存に関係するのは全て取り除けたか、そしてがん細胞の遺伝子型であることはこの論文でも言及されている。
麻酔方法を担癌であるかどうかで変更する必要はないという結論で良いのではないかと
思うのだが...