NEJMより
アメリカからのRCT
ICUに入室した患者1183人を対象。同意書を得て実施。
せん妄を発症した566人(48%)をハロペリドール群(20mgのボーラス)ジプラシドン群(最大40mgのボーラス)、プラセボ群に割付。
primary outcome
介入後14日間における昏睡およびせん妄がない状態の日数
secondary outcome
30日、90日死亡率
結果として、primary outcomeの中央値は8.5であり、3群で差は認めなかった。
secondary outcomeについても差を認めなかった
ジプラシドンはもともと統合失調症の薬。日本では未発売。2019年に承認、2020年からの
販売の計画があるようだ。