金曜日の午後から土日と、臨床指導医講習会を受けた。
別に自ら希望したわけでもなく、どちらかというと行きたくないと思っていたのだが、
実際受けてみて、この研修は確かに意味があると感じた。
研修医をどう育てるかと考えるプロセスの中で、指導医が育たなければ
ならないということを感じさせる内容だったからだ。
会社員である夫とも話したのだが、最近は企業も座学の講習会はほとんどないそう。
課題について、グループで話し合う、いわゆるアクティブラーニングが主流。
そこで参加者自身が問題に気づけるように、仕向けていくのだ。
この方法はおそらく数年前までは全くうまくいかなかったに違いない。
アクティブラーニングだと、日本では発言をためらったり、その時間がすぎることをひたすら待つような人も多い。実際この講習会、10年前はすこぶる評判が悪かったらしい。スタッフのせいではなく、参加者のせいだろう
私の医学部時代のグループ学習も、全く機能せず、一人で勉強したほうがどれほど効率的かとよく思った。
この研修方式ができるようになってきたこと自体が、日本人も変わってきたと思う。
しかし良い指導医を増やすのには時間がかかるなー。
今回の臨床指導医講習会の参加者は40人。 指導医として講習を受けた方が良い人は10000人くらいか...
となると何回すればいいんだ。