【心機能の評価・基本】
・Mモードでの測定では前方縁から前方縁間での計測を用いる。(幅はゲインによって異なるため) cf:断層法では後方縁から前方縁で行われる。
・Mモードでの拡張末期はQ波である。
・収縮機能の評価
収縮能には1) Grobal functionとRegional functionがある。RegionalはCABGで有効
・Grobal Functionの評価:
内径短縮率 正常30-50%
面積駆出率(FAC) 乳頭筋レベルのSys,Disの面積から計算。 正常 40~60%
(心尖部の方が大きな値となる)
EF 正常50~80% CO、STなどの項目も。EFで勧められているのはmodified Simpson法ではあるが、最も使われているのは視覚的評価
・Regional functionの評価:
内方運動の評価(17segmentsで行う)
壁肥厚の程度 正常30-50%
円周短縮率
・拡張機能の評価
拡張機能は障害されると血液充満できず、内圧が上昇する。拡張能がないとAfibになりやすい。拡張機能を知るには本当には圧が知りたいが、エコーでは血流でそれを評価する。
E/A波(年齢とともに低下する)pseudo normalizationがあるので注意、PV波形、
組織ドプラ(弁輪部の動きの評価)後負荷、前負荷に影響されずに評価できる。
Flow propagation カラードフラでみる。FlowはM弁からApexまで0.1秒で到達するのが正常
・TVI=速度時間積分 波形のトレースで求められる。
・圧較差:TEEでは最大瞬間圧較差を使用(圧は求められないので血流から求めているため)、心カテではピークピーク圧較差を使用。
・SV = CSA * TVI
・PHT:pressure half time 圧が1/2になるとき、速度は1/√2となる
・PHTの活用 M弁弁口面積= 220/PHT T弁口面積= 190/PHT