2013/04/14

How much mannitol should be used during brain tumor craniotomy

A comparison of two doses of mannitol on brain relaxation during supratentorial brain tumor craniotomy: a randomized trial.

Quentin C, Charbonneau S, Moumdjian R, Lallo A, Bouthilier A, Fournier-Gosselin MP, Bojanowski M, Ruel M, Sylvestre MP, Girard F.

Anesth Analg. 2013 Apr;116(4):862-8. doi: 10.1213/ANE.0b013e318282dc70. Epub 2013 Jan 25. PubMed PMID: 23354336.


CanadaからのRCT。
脳神経外科の手術におけるマンニトールの使用量について、低量(0.7g/kg) vs 高量(1.4g/kg)で比較。各グループ40人のRCT
マンニトールは皮膚切開時に30分かけて投与。
primary outcome は脳外科医が硬膜をあけたときの脳の状態を4段階に分けて評価。

結果としては、術前にmidline shiftがおこっていない症例では脳圧の差は認めず。
しかしmidline shiftを起こしている症例では高量の方がよかった。

今までの研究ではマンニトール量と脳圧は反比例するとされていた(brain surgeryのみではなく、外傷等も含む)ので、差がないという点は新しい。
また、previous studyでは高濃度生理食塩水とマンニトールでは差はないとの報告も。

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マンニトールは容量依存性に低Na、高Kを引き起こすので、補正必要。
高濃度生理食塩水はNa付加になるわけで、Ptの状態をみて使用量の調整は必要か。

50kgの人で1.4g/kgの投与だと、20%マンニトールで350ml。