2019/08/01

健康を強要して人は幸せか


私が天邪鬼なのだろうけど、

公衆衛生大学院に通っていると、「健康はそんなに重要か」と疑問を持ちたくなることがある。
健康、健康と言われると、なんだかまるで宗教のようで不気味だと感じることさえある。


公衆衛生なので、疾病にかかる前の予防行動、受療行動の段階でいかにアプローチするかに熱心なのだが、いやいや、
病気になる前にそんなに健康とか病気のこととか考えたくないし、
強制されるのはもっと嫌だ
と考えるのが普通ではなかろうか。私はそう感じてしまう。

それをあの手この手で教育しようとか変更しようという取り組みが、
はたして意味があるのか、いや、あることは分かっているのだが、じゃあその取り組みを
して、その人はHappyになるのだろうか。自分の健康が維持されていることに人は幸せを覚えるのだろうか。

健康でいることは人生の目標ではない。

人生の目的のために人は健康でいたいのだ。