Vivere est cogitare.
2015/11/29
周術期輸液戦略とグリコカリックス
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMra1208627
より
土曜日に「周術期輸液戦略」のセミナーに行ってきた。
要約すると、
・昔は開腹術だと手術開始前までに1000mlくらい輸液しているのが普通だったが、これはナンセンス。予防的にvolumeを晶質液にせよ膠質液にせよいれても血管外に移動するだけ。
・特に膠質液は投与するタイミングによって血管外への移行割合が異なる。
・ノルアドレナリン等を用いてまで輸液量を絞ったほうが、術後合併症の頻度も減る。
・敗血症などで膠質液の投与の効果がない原因として、血管内皮のグリコカリックスの荒廃がある。
症例検討がとても面白かった。
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