2013/10/17

TEE memo #7 valve surgery

【人工弁】
・現在使用されている人工弁はほぼ二葉弁のみであるが、昔埋め込まれた他の弁もまだある。
・生体弁はステントあり・なしがある。ステントなしの方がサイズアップが可能。
・弁の挿入位置は(特に大動脈)1) intra annuraと2) supra annuraの2つがある。
supra annuraではサイズアップが可能だが、冠動脈を塞ぐリスクがある。弁輪より2mm程度
小さい弁を用いるが、メーカーによっていろいろ。
・人工弁移植後の評価:最高速度 1.5 m/s前後、平均圧較差は 2.5-5.0程度

【M弁形成・置換術】
・M弁形成術ではSAMのリスクが高い。後尖の長さが長く、LVOTとM弁のなす角度が小さいとき、小さいリングの使用、心室中隔の肥厚などがリスクとなる。
・弁の置き方は antianatomical configulationが多い。

【A弁置換術】
・弁の置き方はperpendicukar configulationが多い(M弁に大して垂直)
・弁輪の拡大方法:Nick法、Manouguian法、Konno法がある。
・PPM patient prosthesisi mismatch  患者の体表面積に比べて弁口面積が小さいこと
 EOA/BSA < 0.65 で重症となる。(狭窄症状を認める)
・術後の弁口の血流をはかる時は人工弁下の加速血流をひろわないように気をつける。
・人工弁狭窄は Vmax > 3m/s DVI (LVOT最高血流速度/Aorta血流速度) < 0.3 で疑い。