週末を利用してニューヨークに行ってみた。
飛行機であれば1時間程度だが、空港がダウンタウンから離れているので、
電車での移動にした。
ボストンのSouth StationからニューヨークのPennsylvania stationまで、Amtrakで4時間程度。
メトロポリタン美術館、グッゲンハイム美術館に行く。
メトロポリタン美術館はもう一度行きたい。広すぎて、到底1日では見れない。
3時間見たが、それでも半分も見れたかどうか。
名だたる浮世絵も多く展示されているし、日本画も多い。
モネやルノアール、印象派の画家の作品も然り、現代アートも然り。
あまりにも多すぎて、所蔵庫に迷い込んだ感もあった。
美術、絵画だけではなく、彫刻、焼き物、タペストリー、ありとあらゆる美術品が
コレクションされている。
一部は大富豪と言われる人々のコレクションが寄贈されたものなのだが、
そのコレクションの多さにアメリカがいかに世界でのし上がってきたかを思い知らされる。
ニューヨークの街自体は、いわゆる大都市で、サンフランシスコやパリと変わらないかも
しれない。洗練された最先端をいく電飾や高層ビルの下に、異臭の漂うゴミが散らばり、
人が次から次へと押し寄せる。
人種はボストンに比べて、アジア人が少ない。(ボストンのアジア、特に中国、韓国
日本人の人口比率はかなり高い)。インド系や欧米系、アフリカンアメリカンの比率が高い。
同じアメリカの北東部ではあるが、雰囲気もボストンとはかなり違う。
地下鉄での襲撃事件があったり、美術館でも殺傷事件が起こるなど、ニューヨークも
物騒になっているようだが、日中は平和な雰囲気が広がっている。
2年前の4月にはニューヨークがコロナで大変なことになっていたが、そこから比べると
普段の街の様子と変わらないように思えた。
ホットドックやベーグルを売る屋台も出ているし、セントラルパークでジョギングする人
もとても多い。
私が見たニューヨークはほんの一部なので、きっとブルックリンやクイーンズあたりは
また全然違うのだろう。でも大都会は疲れるなというのが正直な感想だ。
帰りの電車の中で、これからの研究をどうしようか、少しすっきりした頭で
考えられそう。