世界は分けてもわからないという本のことを前に書いた。
生命は多様化と同一のコピーを子孫として残すという相反することをやってのける。
神経細胞をシステムとしてみた時、同じような刺激が入り続けた時に、それに対して
の反応はそれぞれに少しづつ異なるのだ。そして同じような刺激がさらに
続けて入り続けると、その異なる刺激を認知できるようになってくる。
ワインの鑑別や、目利きと言われる人たちの神経はわずかな差の違いを作る、それぞれの
神経のシグナルを統合して「違いを見分けている」
同じ神経は同じの刺激に対して同一の反応をするのだろう。
しかし隣の神経は同じ刺激に対して異なる反応をする。
さらにその刺激の頻度によっても発火頻度は異なってくる。
その反応の違いを作り出しているもの(しかも全くランダムなわけではなく、1つ1つの
神経細胞には発火の法則があるのだ)はなんなのだろうか。
というのは全く初歩的な疑問なのだが、未解決である。