2021/09/29

day 341

 世界は分けてもわからないという本のことを前に書いた。

生命は多様化と同一のコピーを子孫として残すという相反することをやってのける。


神経細胞をシステムとしてみた時、同じような刺激が入り続けた時に、それに対して

の反応はそれぞれに少しづつ異なるのだ。そして同じような刺激がさらに

続けて入り続けると、その異なる刺激を認知できるようになってくる。

ワインの鑑別や、目利きと言われる人たちの神経はわずかな差の違いを作る、それぞれの

神経のシグナルを統合して「違いを見分けている」

同じ神経は同じの刺激に対して同一の反応をするのだろう。

しかし隣の神経は同じ刺激に対して異なる反応をする。

さらにその刺激の頻度によっても発火頻度は異なってくる。

その反応の違いを作り出しているもの(しかも全くランダムなわけではなく、1つ1つの

神経細胞には発火の法則があるのだ)はなんなのだろうか。


というのは全く初歩的な疑問なのだが、未解決である。