献血をした。
仕組みはほぼ日本と一緒。Hbが12.5ないとできないのだが、今回かギリギリ12.5だった。
素晴らしい。
献血後にジュースや飲み物が提供されるのも日本と同じ。
こちらでは、干しぶどう(レーズン)がタバコの箱のような容器に入っている。
ドライフルーツなんで日本ではほとんど食べていなかったけど、
こちらにきて(安いし)よく食べるようになった。
雪の結晶を求めて
https://www.nytimes.com/2021/03/10/science/snowflakes-photos-nathan-myhrvold.html
NYTのこの記事、研究とか何か、研究者の性質について興味深く考えさせられた。
雪の結晶がどのような条件で、どのようにできるのか、その研究についての記事なのだが
カルフォルニア工科大学の研究者はこの雪の結晶の写真を撮るために、
(撮る装置を開発するために)18カ月を費やしている。
フラッシュの光で結晶が溶けてしまわないために熱をほどんど発生しないLED光源を使い、
テーブルはガラスだとそれも雪を溶かしてしまうため、サファイアに変更した。
そしてようやく開発できたこの装置を運び、アラスカやカナダで雪の結晶の撮影に
挑んでいる。
かたや、何の肩書きもないアマチュア写真家のΚさんは市販されているデジタルカメラに
拡大レンズをつけて、黒いミトンの上に落ちてきた雪の結晶の撮影に成功したと。
書いた記者は"美しさ"という点ではどちらも変わらず、費用対効果について
も特に述べていない。しかし研究は美しい写真を撮るだけではだめなわけで
"客観性"を持たせるためにはこの象徴的な結晶の撮影のように、条件を整えるというところ
に膨大に時間と金がかかる。(そしてそれは大半の人には理解されないにもかかわらず、
学術・研究の分野では逆で、"条件が客観的でない"という指摘が山ほどされるのだ)
興味深いなと思ってしまった。