2019/05/19

Meta-analysis as a diagnostic tool QUADAS 2 checklist / SSEP in CEA


Diagnostic value of somatosensory evoked potential changes during carotid endarterectomy: a systematic review and meta-analysis.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25383418
JAMA Neurol. 2015 Jan;72(1):73-80.

CEAにおけるSEPが周術期の脳虚血の診断方法として有用であるか調査したメタアナリシス。
15論文についてメタアナリシスを行なっている。


QUADAS 2 checklist
診断ツールとしての論文の精度を確認するためのチェックリスト

英語版

日本語版


日本語の解説

背景文書

チェックリストの中に、case control studyは避けているか?という項目があり、
?なぜ?と思ったのだが、診断に関する研究(例えばBNPが心不全の診断に有用か?など)の場合は、症例対照研究だと、より診断できるとの判断をしてしまうため、避けるべきなのだと。
確かに症例対照研究の場合、すでに診断がついている二群に対して、その検査値を評価するため、ORを求めるにしてもリスクを高く見積もってしまうのは納得できる。


めも:Rを使ったメタアナリシスを行う場合はMADA packageを使用する。

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研究そのものの方に戻ると。。。

Object: to evaluate whether changes in SSEPs during CEA are diagnostic for perioperative stroke (neurological deficits)


odds ratios for individual studies of patients with the neurological deficit with changes in SSEPs was 14.39. 
つまりSSEPの変化が観察された群では観察されなかった群よりも14倍neurological deficitが起きやすい。

SSEPの false negative rateは0-3.5%である。

==> false negative rate 術中のSSEPに変化がなかったにも関わらず、術後に脳梗塞を発症した群の割合。