Hannah Arendt is a political theorist from Germany.
"The origins of totalitarianism" is one of her most famous works.
備忘録。
彼女の映画もあるらしい。見てみたい。
「エルサレムのアイヒマン」
アイヒマンのみが諸悪の根源、極悪非道の人物であったわけではなく組織に従順であろうとする人間の凡庸な姑息さ(?)のことを「悪の陳腐さ」と説いた。
また、「命令に服従した」という言葉には、「意思に反していたが、渋々従った」という意味合いが含まれるが、どのような状況であれ、それは自分の意思として「支持した」ことの表れであるというのがアーレントの主張であり、それはナチスに協力したユダヤ人収容者にも当てはまると言及した。もちろんそれ以上にアイヒマンについては弾糾しているが。
日本では「私は貝になりたい」という有名な映画がある。
命令に逆らうことの困難さ、個人としての思想を持つことの重みについて欧米ほど
深刻に考えられることはない社会である。
この映画の中で、裁判にかけられた主人公が「なぜ上官の殺せという命令を拒否しなかったのですか?」と問われ、「そんなことできるわけないでしょう」という悲痛な叫びをしたように記憶しているが、ここ日本ではおそらくほとんどの人が主人公側に賛同するのではないだろうか。
個人が思想することの義務・責任について、本当に耳が痛い。
専門医試験がやっと終わった。