2017/06/18

ブプレノルフィンを用いた新生児離脱症候群の治療


抗てんかん薬や抗うつ薬による新生児離脱症候群は前々から報告されていたが、
オピオイドによる新生児離脱症候群も米国では多い。

ブプレノルフィンが、モルヒネによる新生児離脱症候群に対して効果があるという研究。
単施設の63名の新生児に対してのRCT
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1614835

モルヒネの投与と比較してブプレノルフィンの投与のほうが症状消失までの時間が
短く、入院期間も短かったと。


cf 厚生労働省がまとめる新生児離脱症候群
http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/11/dl/tp1122-1j17.pdf

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専門医の勉強をしていて、ペイン分野の変化にすこし驚いている。
癌性疼痛コントロールのWHOラダーも見直されているし、ブプレノルフィンが過去の
薬からまた注目され始めている。


学会発表もあったり本の原稿を書いたりと6月は勉強がまったく進んでいない。
でも学会で他の病院の先生と話ができたのは本当によかった。
もうすぐ7月...