秋の日はつるべ落とし
と日本では言ったが、ボストンではさらにそれが当てはまる。
まだ8月なのだけど、いや8月も下旬になると、もうこちらは秋の気配。
日の入りが毎日5分づつ短くなる。
そして日が暮れると、郊外にある私の家の周りは真っ暗なのだ。
ここまで真っ暗とは思わなかった。
秋の日はつるべ落とし
と日本では言ったが、ボストンではさらにそれが当てはまる。
まだ8月なのだけど、いや8月も下旬になると、もうこちらは秋の気配。
日の入りが毎日5分づつ短くなる。
そして日が暮れると、郊外にある私の家の周りは真っ暗なのだ。
ここまで真っ暗とは思わなかった。
朝晩が本当に涼しくなって過ごしやすくなった。
大学の夏休みを利用してきていたOとMも帰っていき、
夏が終わっていくのを感じる。
アメリカは9月5日のLabor dayを境に新学期が始まるので、
それまではまだ夏休みの行事があるのだが、
そんなことはお構いなく、日々研究室に通っている。
生活は本当に日本と変わらない。
ボストンで、この2年間、全くみたことがなかったものに遭遇した。
しかも2回も!
日本人の観光客集団。というか若い子達の集団。
日本語でキャッキャしているのですぐに分かるのだけど、
夏休みを利用しての旅行なのかもしれない。
コロナ中は全く出会わなかったのに、前に戻りつつあるのだなぁということを実感する。
基礎研究というのは、コミュニティが狭い分いろいろと考えてしまう。
Tが木曜日からサンフランシスコに行くといっていた。
私も夏休みを取ろうかなとも思うが、
実験の調整をするのがなかなか難しい。
ボストンも暑い夏が続いているが、ひとまず月曜日までで猛暑は終わりそうだ。
そのあとに残暑というものはない。
本日は日本では広島に原爆が落とされた日として毎年ニュースが報道されるが、
こちらアメリカではもちろんそんなニュースはない。
大きなことであれ、小さなことであれ、被害を受けたものの方が強く長くそれを
引きずっていくが、やった方が忘れるのは早い。
この人間(?)の、普遍的なアンバランスさ、不均衡を是正するために
法が存在するべきだと思うが、あまりにも不均衡が増大すると、力の強いものは
法すらねじ曲げてしまう。
すると弱いものは暴力に頼っていく。
アメリカでベーカリーを見つけても、パン屋だと思ってはいけない。
大体売ってるものは、マフィン、クッキー(とても甘い)、カップケーキ、
そしてケーキなので、ベーカリーはお菓子屋さんである。
しかし幸運なことに(本当にアメリカではこれは幸運だと思う)
新しい家から歩いて3分のところに正真正銘のパン屋がある。
スーパーにも卸しているようなローカルパン工場の直営店なのだが、
スーパーで買うよりも断然種類が多く、しかも安い。
夕食を作る元気がなかったので、レバノン料理をテイクアウトした。
こちらではレバノン料理のお店が結構あり、注文してから待たなくていいのが良い。
chicken shawarmaを注文。
辛くもなく、野菜も豊富。
ハーバード界隈にあったレバノン料理屋さんの同じメニューの1.5倍のボリュームだった。
やっぱりハーバードのあたりって観光客向けというか、なんでも高かったのだ。
今日で7月も終わり。
新しく引っ越した先は緑が豊かで、住んでいる人も
今まで住んでいたところより気さくな人が多い気がする。
どちらかというと今まで住んでいたところは、エリートの人、もしくは大学生が住むような
ところだったので、それに比べたら、なんというか、ふつうの人が住んでいる。
ルームメイトのMさんは交響楽団の人でチェリスト。
一度聞きに行ってみたい。